2024/03/22

あなたはどっち派?ドラマと映画、両方楽しめる!おすすめの海外アクションドラマ9選

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日本では漫画や小説を原作にドラマと映画が制作されることはよくあります。ドラマの続きをスケールアップして映画化したり、最近ではドラマ&映画の制作が同時に発表されたりすることも。海外では近年、往年の人気作品をドラマ化、映画化して新たに蘇らせるリメイク、リブート作品が数多く制作されています。時代や設定が変わっても面白い作品はずっと愛され、受け継がれていくもの。今回は、ドラマと映画両方楽しめるおすすめのアクション作品をご紹介します。

ドラマと映画、両方楽しめる!アクションドラマおすすめ9選(海外編)

ドラマ『イコライザー』/映画『イコライザー』

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『イコライザー』の原作は1985年から1989年に放送されたTVドラマ『ザ・シークレット・ハンター』が原作で、元CIA諜報員ロバート・マッコールが助けを求める人々を救っていく物語を描いています。

TVドラマ『ザ・シークレット・ハンター』をデンゼル・ワシントン主演で映画化したのが2014年公開の『イコライザー』。元CIAだった主人公は元DIA(国防情報局)の凄腕工作員に変更され、昼間はホームセンターの従業員として働くマッコールが、少女を救うためにロシアン・マフィアを壊滅。2018年公開の2作目ではタクシードライバーに転職し、CIA時代の同僚が惨殺された事件の真相を辿りました。そして2023年公開のシリーズ最終章、第3作ではボストンを離れ、シリーズ初の海外ロケを行い、イタリアを舞台にマッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描きました。世の悪を完全抹消する仕事請負人(通常:イコライザー)の完璧な仕事遂行ぶりがアクションファンの心を掴んだ本作が、2021年にクライムアクションドラマ『イコライザー』として再びアクションファン、そして海外ドラマファンを楽しませることに。

今度の主人公は元CIAでティーンエイジャーの娘を育てるシングルマザーのロビン・マッコール。演じるのはクイーン・ラティファです。オリジナル版、映画版とは異なる“人間ドラマ”的要素もたっぷりと盛り込まれ、新たな『イコライザー』が誕生。クイーン・ラティファのキレのあるアクションも見どころです。1話完結型でテンポよくストーリーが展開していくのもGOOD!

番組情報:『イコライザー』アクションチャンネルにて放送中

ドラマ『LA's FINEST / ロサンゼルス捜査官』/映画『バッドボーイズ』

ドラマ『LA's FINEST / ロサンゼルス捜査官』は麻薬盗難事件を追う2人の黒人刑事の活躍を描いたポリス・アクション映画『バッドボーイズ』(95)のスピンオフドラマで、ジェシカ・アルバが当時18年ぶりにドラマ主演を務めました。映画ではマーティン・ローレンスとウィル・スミスがコンビを組んでいましたが、ドラマでジェシカ演じるナンシー・マッケンナの相棒シドニー・バーネットを映画『バッドボーイズ』の続編『バッドボーイズ2バッド』(03)のガブリエル・ユニオンが続投し、女性刑事コンビがLAの凶悪事件に挑む姿を描いています。

シリーズを彷彿とさせるド派手なアクションとユーモアをたっぷりと詰め込んだのは映画シリーズに引き続き、製作総指揮を務めたジェリー・ブラッカイマー。さらにジェシカの実の弟ジョシュア・アルバがナンシーの弟役を演じているのも注目ポイントです。

ちなみに映画『バッドボーイズ』シリーズは2020年に17年ぶりの新作シリーズ第3弾が公開され、歳を重ねたマイアミ死刑の敏腕刑事コンビが、若いエリートと組み事件に挑む姿を描いています。

番組情報:『LA's FINEST / ロサンゼルス捜査官』

ドラマ『TAXI ブルックリン』/映画『TAXi』

© RYSK. © Craig Blankenhorn - EuropaCorp Television / TF1

リュック・ベッソンの大ヒット映画『TAXi』(98)は、スピード狂のタクシー運転手ダニエルとドジな刑事エミリアンのコンビが難事件を解決するノンストップカーアクションシリーズ。シリーズ全5作でリュック・ベッソンが製作・脚本を務めています。ドラマでは舞台をフランス・マルセイユからニューヨークへと移し、主人公のコンビはカイラー・リー演じる極度の運動音痴の刑事キャットとジャッキー・イド扮するフランス出身の陽気なドライバーレオに変更されています。

ドラマは1話完結のエピソードが最終話の12話まで続きますが、物語を通してキャットの殺された父の犯人探しがテーマにあり、キャットの父親とマフィアとの繋がりや、事件の目撃者のエピソードなども散りばめられているのも注目ポイントです。特に最終話では、それまでに張られた伏線が一気に(本当に一気に)回収されていきます。そのうえここに来て次々と事件に巻き込まれたりと文字通り“怒涛”の展開。カーアクションは映画よりはコンパクトになりつつも、ドラマとしては見応え十分。また、バディ・ドラマとしてキャットとレオの軽妙な掛け合いを気軽に楽しめる作品だったので、最終話でのたたみかけ、サスペンスめいた雰囲気漂う幕切れに“続きが観たい!”という方も多いかも。

番組情報:『TAXI ブルックリン』アクションチャンネルにて3月放送予定

ドラマ『スパイ大作戦』/映画『ミッション:インポッシブル』

価格:5,280円(税込)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Paramount Pictures

5年ぶりのシリーズ新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(23)で主演、トム・クルーズの体を張ったアクションはさらに進化。次回作にもさらなる期待をせずにはいられません。シリーズ第1作『ミッション:インポッシブル』は1996年に公開。トムの初プロデュース作品は、子どもの頃観ていた大好きなテレビドラマをベースに映画化したものとなりました。ドラマ『スパイ大作戦』はCIAの諜報部隊IMF(不可能作戦部隊)の活躍を描く物語。映画でもその軸は変えずに、ドラマの名シーンもしっかり踏襲。心が弾むテーマ曲やミッションを伝える方法はドラマではテープで、映画では映像とちょっぴり形を変えつつも、“おなじみ”感を漂わせています。

ちなみにトム演じるイーサン・ハントは映画オリジナルキャラクター。「おはよう、フェルプス君」とミッションを伝達されるセリフからも分かるように、テレビシリーズでの主役はフェルプス。そのフェルプスを映画ではジョン・ボイトが演じ、その印象、キャラクター設定がガラリと変わっているのも見どころです。

ドラマ『トレッドストーン』/映画『ボーン・アイデンティティー』

価格:6,600円(税込)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
© 2020 Universal Studios. All Rights Reserved.

マット・デイモン主演の映画『ボーン・アイデンティティー』(02)から始まった『ボーン』シリーズに登場する“トレッドストーン計画”を描く、スピンオフ的な作品がドラマ『トレッドストーン』。トレッドストーン計画とは、過酷な訓練と被人道的な洗脳で暗殺者を育成し、世界各地に<スリーパー>として潜伏させること。ドラマ『トレッドストーン』では、ジェイソン・ボーン以外の暗殺者の物語が描かれます。

ドラマではスリーパーたちは「セミ(蝉)」と呼ばれています。何年も地中で眠り、目を覚まし地上に出たら役目を果たして死んでいくから。世界各地に潜伏しているスリーパーの中には、ボーンと同じく、現実に目覚め自分の過去を知るものもいれば、暗殺者として覚醒してしまうキャラクターも登場します。トレッドストーン計画に隠された陰謀をスリリングに暴いていくドラマでの注目ポイントは、過去と現在を行き来するところ。もう一つの舞台は1970代の冷戦下の東ドイツ。そこではスリーパーにさせられたアメリカのエージェントが、計画に隠された真相を探っていきます。世界各地の出来事がすべて同時進行で起きるため、ドラマでも映画のような緊張感とスケール感をたっぷり味わえます。

ドラマ『トランスポーター ザ・シリーズ』/映画『トランスポーター』

価格:1,980円(税込)
発売・販売元:TCエンタテインメント 提供:アスミック・エース
© 2002 EuropaCorp - TF1 Films Production. ALL RIGHTS RESERVED.

ジェイソン・ステイサム主演、リュック・ベッソンが製作、脚本を務めた映画『トランスポーター』シリーズをドラマ化したのがドラマ『トランスポーター ザ・シリーズ』。映画でジェイソンが演じていた通称“トランスポーター”と呼ばれる凄腕の運び屋のフランクを「プリズン・ブレイク」のクリス・ヴァンズが演じています。人気映画シリーズのドラマ版でのフランク役は世界中で数百人が参加したオーディションを実施して決定。クリスは満場一致で役を射止めています。フランクの元に舞い込んでくる依頼は、その腕に頼ったクライアントからの死と隣り合わせの危険なものばかり。フランク役のクリスが鍛えられた肉体美を惜しげもなく披露するアクションシーンは、映画の迫力にも引けをとりません!

フランクは、高度な運転技術と格闘技術でどんな危険な任務も遂行するプロ中のプロ。“契約厳守”“名前は聞かない”“依頼品は開けない”という3つのルールを自らに課して職務を全うする姿に痺れます。

ドラマ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』/映画『ターミネーター』

価格:6,788円(税込)
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒットSFシリーズ『ターミネーター』(84)のスピンオフで、製作総指揮は映画シリーズを手がけたマリオ・カサールらが担当。『ターミネーター2』(91)から『ターミネーター4』(09)へ繋がる物語が描かれます。息子ジョンを殺すために未来から送られてきたターミネーターを撃破し、平和な日常を手に入れたサラ・コナー。だが、今またサラとジョンに危険が迫っていた・・・。そんな2人を危機から救ったのは、未来から来た美少女型ターミネーターのキャメロン。彼女の任務は、サラとジョンの命を守ること。舞台は2007年。人類の未来を守る戦いが、今、また始まろうとしているーー。

サラ・コナー役は映画『300/スリーハンドレッド』(07)のレナ・ヘディ、ジョン・コナー役はドラマ『HEROES/ヒーローズ』のトーマス・デッカー、キャメロン役はドラマ『ファイヤーフライ 宇宙大作戦』のサマー・グローと人気SF作品のキャストが集結!

ドラマ『特攻野郎Aチーム』/映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』

価格:5,217円(税込)
発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル
© 1983 Universal Studios. All Rights Reserved.

命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描いた1980年代の人気ドラマ『特攻野郎Aチーム』をリドリー&トニー・スコット兄弟のプロデュースで映画化。無実の罪を着せられた4人の破天荒集団“Aチーム”が、汚名を晴らすために奇抜な作戦で事件の黒幕に迫る物語が展開。頭脳明晰な作戦のプロ、ハンニバルにリーアム・ニーソン、物資調達のカリスマのフェイスはブラッドリー・クーパー、怪力で車のプロ、用心棒B.A.に元世界UFCライトヘビー級王者のクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、クレイジーな敏腕パイロット、マードックにはシャルト・コプリーが扮し、謎のCIA捜査官や、Aチームの逮捕に執念を燃やす国防犯罪調査局のソーサとの策略合戦が、ド派手に火花を散らします!

型破りな個性と絶妙のチームプレイであらゆる不可能なミッションを可能にする愛すべき伝説の4人組のバカっぷりがサイコー。ドラマ版のツボはしっかり抑えつつ、映画ならではの壮大なスケールで“現代”を舞台に4人組が大暴れ。

ドラマ『リーサル・ウェポン』/映画『リーサル・ウェポン』

レンタル商品
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
©2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

1980年代後半から90年代にかけて、シリーズ全4作が製作されたメル・ギブソン、ダニー・グローバー主演の人気アクション映画のテレビシリーズ版『リーサル・ウェポン』。自暴自棄なリッグス刑事役を新鋭クレイン・クロフォード、家族思いで温厚なマータフ刑事役をデイモン・ウェイアンズが演じ、マックGが監督を務めるテレビシリーズでは、銃撃戦、カーチェイスなど映画版に匹敵する迫力のアクションシーンも健在。1話完結でポップなやりとりも視聴者を魅了する人気シリーズとなり3シーズンが製作されました。リッグス&マータフ、相性最悪な2人が、絶妙なコンビネーションで犯罪者を窮地に追いやっていくアクションドラマは実に爽快!

セカンド・シーズン最終話で凶弾に倒れたリッグスに代わり、ファイナル・シーズンには単身任務を得意とし、ひとりで危険に飛び込む”型破りで破天荒”な性格で、過去を語りたがらない謎多き元CIA捜査官のウェスリー・コールが新たなパートナーに。再び型破りなパートナーを持つことになったマータフとのコンビネーションも絶妙でクセになります。

まとめ

続編、スピンオフ、さらにはキャストやスタッフ、時代や設定を一新してドラマ化、映画化される人気のアクション作品。映画では壮大なスケールのアクションを堪能、ドラマシリーズではじっくりと描かれる物語など、それぞれの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

(文:タナカシノブ)

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欧米を中心に世界中から厳選したアクションドラマを24時間オンエアしている日本唯一のアクション海外ドラマ専門チャンネル!全米で絶大な人気を誇る「シカゴ・ファイア」「シカゴ P.D.」「シカゴ・メッド」のシリーズ3部作の他、「イコライザー」「私立探偵マグナム」など最新の海外ドラマを独占でお届け!さらに、「ルーキーブルー」「コバート・アフェア」「クローザー」「MAJOR CRIMES ~重大犯罪課」「コールドケース」などのメガヒット海外ドラマを豊富にラインナップ!スカッと気持ちを晴れやかにし、奮い立たせる、刺激溢れるドラマとの出会いをお届けします。

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タナカシノブ
2015年9月よりフリーライターとして活動中。映画、ライブ、歌舞伎、落語、美術館にふらりと行くのが好き。