2024/04/05

【ドラマでじっくり観てみたい】海外ドラマ好きにおすすめ!バトル&アクション漫画21選

漫画を原作にした実写化作品にはさまざまな意見や反応が寄せられます。原作ファンの方たちの原作への愛はもちろん、実写をきっかけに原作に興味を持つ人も多く、反響から注目度の高さを実感します。アメリカと日本の共同製作した尾田栄一郎の世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』の実写ドラマ版が高い評価を得たのも記憶に新しいところ。ド派手なバトルやアクションは映画館の大きなスクリーンで堪能するのもよいですが、海外ドラマ好きなら、ドラマでじっくりと世界観に浸りたいという方も多いはず。今回は海外ドラマ好きがワクワクしそうな展開が楽しめるおすすめのバトル&アクション漫画をご紹介します!

『ACCA13区監察課』

オノ・ナツメ(著)
出版社(レーベル):スクウェア・エニックス
©Natsume Ono/SQUARE ENIX

13区に分かれた世界にある、巨大統一組織ACCA(アッカ)。ACCA本部の監察課副課長ジーン・オータスは“もらいタバコのジーン”の異名を持つ、組織きっての食えない男。そんなジーンに起こる異変、謎の影……。世界の陰謀が、ジーンを絡め取ろうと動き出す。属さず従い、あくまで洒脱に……。

オノ・ナツメが描く組織に生きる男たちの“粋”様。バトル&アクション漫画でおすすめとして紹介していますが、本作で描かれるのは激しいアクションシーンではありません。平和な時代が続く国で観察の人間として日々の業務を淡々とこなしているように見える主人公が、じわじわと組織内の争いに巻き込まれていく。静かな戦いを描いていきます。かっこいいタバコのシーンを映像で観る機会が減っている今こそ、ドラマシリーズで毎回“お約束”シーンのひとつとして堪能したい!

『終末のワルキューレ』

アジチカ(作画) 梅村真也(原作) フクイタクミ(構成)
出版社(レーベル):コアミックス
©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス

全世界の神VS偉人、武人、傑人。地上で横暴を極める人類に対し、神々は人類の滅亡を決定する。その決定を覆すべく選ばれたのは人類史上最強、13人の戦士たち。神々とのタイマン13番勝負に勝ち、人類を存続させることは出来るのか。

バトル、バトル、バトル。神と人類が13番勝負を繰り広げ、先に7勝した方が勝ち。神々が勝利すれば即終末。人類が勝利すれば1000年先に終末を見送る。ストーリー展開は至ってシンプルなので分かりやすいのがポイント。選ばれし最強の戦士と神々、英雄たちのキャラクター描写が見どころ。歴史や神話に登場する人物とその背景により興味をそそられます。

『ベルセルク』

三浦建太郎(著)
出版社(レーベル):白泉社

巨大な剣を背負い、鉄の義手をつけた剣士・ガッツ。彼の行くところ、血の雨が降り、死体の山が築かれる……。“贄”の運命に抗い続ける黒い剣士・ガッツを主人公としたダークファンタジー!

ページから剣を振り回す音が聞こえてきそうなリアルと緊迫感たっぷりのハードなバトルアクション漫画です。戦う相手は人間や魔物。グロテスクで残酷な描写もバンバン登場します。容赦なく敵を斬るガッツの圧倒的な強さ、戦いを避けられない運命、悲劇、その凄みを感じるドラマが展開。人間の醜さ、弱さ、自分ではどうすることもできない“情”をまざまざと見せつけられます。

『黄泉のツガイ』

荒川弘(著)
出版社(レーベル):スクウェア・エニックス
©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

山奥の小さな村落に住む少年のユルは、野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた。しかしユルの双子の妹のアサは、何故か村の奥にある牢の中で“おつとめ”を果たしているという。それはまるで幽閉されているかのように…。穏やかな村に浮かぶ不自然な謎、この村に隠された秘密とは。

ド派手なバトルアクションに加え、ミステリー要素もあり、シリアスもギャグもあり。キャラクターの個性が強めで、しっかりと理解しながら(のちに意味を持つかもしれないと疑いながら)ページをめくり、気づけば物語の世界へどっぷり。能力バトル者が好き、バトルファンタジーが好きという方におすすめ。キャラクターや世界観がしっかりしているので、じっくりとドラマシリーズで観たい作品です。

『HIGH CARD -♢9 No Mercy』

TMS・河本ほむら・武野光(原案)
河本ほむら(原作)
えびも(作画)
出版社(レーベル):スクウェア・エニックス
©Homura Kawamoto・ebimo/SQUARE ENIX ©TMS

オリジナルTVアニメーション『HIGH CARD』の先行コミカライズ。平凡な学生のパーシー・パーカーは、一枚のカードを手に入れたことで不思議な連中に目をつけられる……。アニメ原案の河本ほむらが原作を、アニメキャラクター原案のえびもが作画を手掛けるスタイリッシュ・アクション漫画です。

漫画ではアニメと並行した時間軸の別の物語が描かれ、主人公も別のキャラクターなので、両方チェックがおすすめです。また『HIGH CARD』はメディアミックスプロジェクトで舞台化もされていて、すでに実写化済み。マナーと気品を持ちながら命を張る個性豊かなプレイヤーたちの戦い。鬼気迫る心理戦、裏の裏をかくトリック。スリリングな駆け引きをドラマでじっくりと味わいたい!

『トリコ』

島袋光年(著)
出版社(レーベル):集英社
©島袋光年/集英社

世はグルメ時代! IGO直属ホテルの料理長・小松は、局長から”ガララワニ”捕獲の命を受ける。任務に抜擢されたのは、カリスマ“美食屋”トリコ。二人は最高の食材を求め、命を懸けた旅へ出発するが……。

王道バトル漫画の名作。最高の食材探しのために命をかけた大冒険が始まります。次々に現れる最強の敵の強さを上回るトリコの戦いぶりに惚れる! 馴染みのないファンタジーな食材ばかりが登場するのになぜかお腹が空いてくる。実写でその美味しさも表現してもらいたい作品です。トリコが美味しそうに食べる表情を「来たー!」と感動しながら、堪能したい!

『チェンソーマン』

藤本タツキ(著)
出版社(レーベル):集英社
©藤本タツキ/集英社

悪魔のポチタとともにデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変。悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクションです。

心というより心臓を鷲づかみされるような作品。描写はハードでグロテスク。主人公デンジの置かれている状況もかなり悲惨なのですが、“生きるため”というシンプルな欲を持ち、純粋で真面目な中身に魅了されます。悪魔と契約をした主人公。悪魔が悪魔を殺すという設定で荒々しく迫力満点のスプラッタ・バトルが展開。ラブコメ要素も散りばめられ、テンポよく読み進められます。

『炎炎ノ消防隊』

大久保篤(著)
出版社(レーベル):講談社

何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト”となり、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、“ヒーロー”を目指し、仲間たちとともに、“焔ビト”との戦いの日々に身を投じる。

人体から自然発火が起きる世界。設定から興味をそそるバトル・ファンタジーです。現象の謎を探っていくというミステリー要素もあり。そこに主人公・シンラの過去も絡み、黒幕も登場し、能力バトルが展開。「ヒーローになりにきました!!」と少年漫画の主人公らしいセリフを放つシンラの成長物語をじっくりと見届けたい!

『ジョジョの奇妙な冒険』

荒木飛呂彦(著)
出版社(レーベル):集英社
©荒木飛呂彦/集英社

19世紀末、英国貴族、ジョースター卿は恩人の息子、ディオを養子にする。だがディオは本当の息子、ジョナサン(ジョジョ)を退け、財産の横取りを計画。謎の石仮面でジョジョを殺そうとする。

独特のセリフ回しの名言や名シーンに溢れるジョジョの世界。独特なポーズに擬音、そして華麗な作画など唯一無二の魅力を放ち続けています。「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしたのは1987年。第1部の主人公ジョナサン・ジョースターと敵のディオ・ブランドーの因縁は彼らの子孫まで巻き込み、主人公を変えながら100年以上続いています。実写化が難しい作品のひとつですが、高橋一生主演でテレビドラマ化した『岸辺露伴は動かない』(劇場版もあり)の成功例もあり。今ならこの世界観をドラマで描くことができるのでは?と期待せずにはいられません。

『鋼の錬金術師』

荒川弘(著)
出版社(レーベル):スクウェア・エニックス
©Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みるが失敗。エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親のアルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る。

バトル、ヒューマンドラマ、成長物語、ギャグ、深いテーマ。すべてがバランスよく詰まった神漫画。山田涼介主演で映画化された『鋼の錬金術師』シリーズでも激しいバトル&アクションシーンが見どころに。苦しみや悲しみを背負ったキャラクターたちがそれぞれの想いを秘めながら戦いに挑む姿をじっくりと堪能したい作品。バトル・ファンタジーですが人間味に溢れ、心を打たれます。壮大で独特な世界観をドラマで緻密に表現してほしい!

『BLEACH』

久保帯人(著)
出版社(レーベル):集英社

黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護はーー。

まっすぐで、アツくて、おバカで。王道少年漫画の主人公らしさを備えた一護。ひょんなことから……という展開もTHE 少年漫画という流れでワクワクします。死神が装備している斬魄刀(ざんぱくとう)と呼ばれる刀は、形も備える特殊能力も違ってとても魅力的。ストーリーが進むにつれ、とんでもない強さの特殊能力も登場。振り切った強さ、分かりやすいバトルが楽しめます。

『銀魂』

空知英秋(著)
出版社(レーベル):集英社
©空知英秋/集英社

江戸では、突如宙から舞い降りた異人“天人(あまんと)“の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断……するかも!?

個性豊かなキャラクターたちが織りなすドタバタとした日常と、普段の姿からは想像がつかないような表情で剣を振る銀時たちのバトルシーンが魅力。日常ではキャラクター同士がゆるいのに濃密な掛け合いを繰り広げ、バトルシーンでは真似したくなるかっこいいセリフを放ち、キレッキレのアクションで魅せる。江戸に宇宙人にサムライ魂。日常とバトルを交互に描き、時々スピンオフを挟みながら、一生観ていられるドラマシリーズにしてほしい!

『地獄楽』

賀来ゆうじ(著)
出版社(レーベル):集英社

最強の忍として畏れられ、抜け忍として囚われていた画眉丸は、打ち首執行人の“山田浅ェ門佐切”から無罪放免になる為の条件を突きつけられる。その条件とは極楽浄土と噂の地で「不老不死の仙薬」を手に入れることだった。

生死を悟る忍法浪漫活劇。日本でバトルといったら忍者モノは外せません。過激でグロく残虐性の強い描写もありますが、だからこそ主人公のまっすぐさやキャラクターたちの“情”にグッときます。和風でバディでサバイバル。時代ものは衣装や美術もじっくり楽しみたいところ。迫力ある線画で描かれた建物や世界観が実写になったら……。ワクワクとゾクゾクを掻き立てます。

『呪術廻戦』

芥見下々(著)
出版社(レーベル):集英社
©芥見下々/集英社

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だがーー。

テレビシリーズも劇場版も大ヒットの新時代の王道バトル漫画です。人間VS呪いの戦いを描くダークファンタジー能力バトル。常に死と隣り合わせで、いつ誰が命を落とすのか分からない緊張感が漂います。呪術など日本らしい表現も相まって海外でも人気なのも納得。領域展開を筆頭に、さまざまな用語が飛び交いますが、呪術師と呪霊の強さや能力の違いが分かりやすく描かれているので、バトルの激しさが十分に伝わってきます。血が飛び散り、バッタバッタと人が死んでいく展開ですが、虎杖たちの成長物語とあわせて、じっくりと丁寧に見届けたくなる作品です。ドラマ化するなら呪術用語コーナーなどを毎週エンディングなどに盛り込んでほしい!

『ガチアクタ』

裏那圭(著) 晏童秀吉(graffiti design)
出版社(レーベル):講談社

犯罪者の子孫たちが集められたスラム街で、差別を受けながらもゴミを拾って暮らすルド。だがある日、身に覚えのない罪を着せられ、誰もが恐れる「奈落」へと落とされてしまう。奈落で「掃除屋」のエンジンと出会ったルドは世界の真実を垣間見、物に命を与え力を引き出す能力を発現させる。すべては「クソみたいな世界」を変えるために。

敵は「常識」「権力」「差別偏見」という超絶怒濤のバトルアクションが繰り広げられます。格差に抗うルドの復讐に、壮大な世界の謎を絡めた物語。物に命を与えて武器として力を引き出すという斬新なバトル設定から生まれた武器のデザインの隅々までこだわりが詰まっています。漫画×グラフィティアートの融合という新たな作風で魅せる圧倒的な躍動感、圧巻です。

『怪獣8号』

松本直也(著)
出版社(レーベル):集英社

怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

少年漫画ですが主人公は32歳、大人の男性です。一見頼りなさそうですが、正義感に溢れ心も強くて本当にかっこいい。これぞ主人公という要素が詰まっています。夢に敗れた主人公がひょんなことがきっかけでもう一度頑張る。これだけで胸アツな展開が期待できます。謎めいた敵の正体や目的にも注目です。

『東京エイリアンズ』

NAOE(著)
出版社(レーベル):スクウェア・エニックス
©NAOE/SQUARE ENIX

平凡な日常を過ごす高校生の郡司晃。彼が偶然乗り込んだ電車の中で突如繰り広げられた壮絶な異能者同士のバトル。異能者の一人の正体は、地球外生命体「宇宙人(エイリアン)」だった。やがて大いなる運命に導かれ、晃は宇宙人と対峙してゆく。

イケメンが宇宙人を倒す異能バトルが展開する大迫力のスペース・アクションには謎多き組織と無自覚に強さを秘めた主人公や、天然要素ありのハイスペック男子を筆頭にそれぞれに闇を抱えているという心惹かれるキャラクターが揃い、熱い友情が期待できるバディものの要素もあり。張り巡らされた伏線にも興味津々。どの視点からも楽しめます。

『アフターゴッド』

江野朱美(著)
出版社(レーベル):小学館

神の居場所が「危険区域」となっている東京で、厳重に閉じられた柵の向こうを覗いていた少女・和花。友達に会うため佐賀から上京してきたという和花は、警戒にあたっていた研究員・時永と出会う。そしてこの出会いは、世界の運命を変えることになるーー。

異能力バトルに死生観など哲学を伴う物語。読者は投げかけられる哲学的な問いとの戦いを繰り広げることになります。緊張感の中にクスッと笑えるシーンもあり。描写が緻密でとても美しいからこそ感じる得体の知れない不穏さや薄気味悪さ。このようなゾクっとする描写を映像にしたら……。かなり難しそうですが観たい気持ちが込み上げます。

『ダンダダン』

龍 幸伸(著)
出版社(レーベル):集英社
©龍 幸伸/集英社

幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタク・オカルト君。互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、オカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くのだが……。運命の恋が始まる!?

宇宙好き男子とオカルト女子が繰り広げるオカルティック怪奇バトル。幽霊にUFOに宇宙人が登場し、ボーイ・ミーツ・ガール展開が楽しめる設定がまず面白い! オカルン&モモのコミカルな会話とテンポのよいストーリー展開、奇想天外でカオスな世界観で痛快で爽快なバトルアクションが味わえます。

『GREAT PRETENDER』

原作:アニメーション「GREAT PRETENDER」
監督:鏑木ひろ/キャラクター原案:貞本義行/脚本:古沢良太/漫画:円井大地
出版社(レーベル):マッグガーデン
©WIT STUDIO/Great Pretenders ©Daichi Marui/MAG Garden

日本一の詐欺師を自称する枝村真人は、ひと儲けすべく浅草観光しているフランス人に詐欺を仕掛けるが、逆に大金を盗み取られてしまう。実はその男はローラン・ティエリーという、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマン(信用詐欺師)だった。ローランと再会した枝村は、世界を舞台に仕掛ける壮大な騙し合いに巻き込まれていく。

キャラクター原案を貞本義行が務め、ドラマ『コンフィデンスマンJP』などの古沢良太がアニメの脚本に初挑戦したアニメをコミカライズ。あの手この手でお金を奪い取る痛快なコンゲーム(信用詐欺、取り込み詐欺)を仕掛ける展開。ドラマで再現するのは難しそうなトリックや世界を股にかけた壮大な物語。実際に騙されるのは嫌だけど、作品のなかなら爽快に騙されるのもいい。実写ならスリルをリアルに感じられそうということで、頭脳戦、騙し合いのバトルの実写化に期待です。

『ダンジョン飯』

九井諒子(著)
出版社(レーベル):KADOKAWA
©九井諒子/KADOKAWA

主人公ライオスの一行は、ダンジョンの最深部でレッドドラゴンに襲われたが、妹のファリンの魔法によって迷宮を脱出できたものの、ファリンはドラゴンに食われてしまう。ファリンをレッドドラゴンが消化してしまう前に助け出して蘇生させるべく、ライオスと仲間たちがダンジョンに再び挑む冒険物語。

ダンジョン脱出時に荷物をほとんど置いてきてしまい、ほぼ一文無しとなったライオスたち。思いついたのが倒した魔物を食料とすること。その魔物を使った魔物料理のレシピもしっかり掲載。漫画でもアニメでもおいしそうに見えた魔物料理。もしもドラマになったとしたら、一話ごとに作り方からじっくりと観てみたい作品です。

まとめ

王道バトルアクション漫画から、さまざまな設定や世界観で楽しむバトル&アクション漫画。何度読んでも楽しめる名作から、今後の展開が気になる新作まで、魅力の詰まった作品が勢揃いするバトル&アクション漫画たち。海外ドラマ的展開が期待できそうな作品を見つけ、海外ドラマ好きならではの妄想を膨らませてみてはいかがでしょうか。

タナカシノブ
2015年9月よりフリーライターとして活動中。映画、ライブ、歌舞伎、落語、美術館にふらりと行くのが好き。