2022/04/01

「名探偵モンク」が想像以上に笑える〜!「ビッグバン★セオリー」みたいな魅力も。

野村 司

なにコレ、面白い! ミステリー・ドラマ「名探偵モンク」の感想です。
AXNさんが、1話完結タイプのミステリー・ドラマ「名探偵モンク」を放送してくれているので、録画して観ているのですが。

とっても笑えて面白いです。
作品ジャンルが「犯罪ミステリー」ということは知っていましたが、こんなにもコメディ色が強いドラマだとは思いませんでした。

回を重ねるごとに、笑える場面が増えていく。
ウケて、調子に乗ってる感じです!

今回の記事では、「名探偵モンク」の魅力をお伝えします。

 

まず。
こちらの写真が、主人公で探偵のエイドリアン・モンクさん。
一見、普通の地味なおじさんですけども。↓

ものっすごい潔癖症で、神経質。
事件の捜査中、誰かと握手するたびにウエットティッシュで手を拭き拭き。

ウエットティッシュの消費量がハンパないお方!

こちらの写真は、お子様がハナ●ソをホジホジしている姿を見て、恐怖におののくモンクさん。
子ども相手に、おびえるおじさん、という構図がおかしい〜。↓

高所も苦手なモンクさん。
元・サンフランシスコ市警察の警察官だったというモンクさんですが、こんなヘボヘボな人が、本当に警官だったんでしょうか?!↓

そんな「変わり者」キャラのモンクさんを支えるのが、助手のシャローナですよ。
シャローナはモンクさんとは正反対、サッパリとした性格のシングルマザー。
チャキチャキした物言いが気持ちいい美人です。↓

モンクさんとシャローナのコンビネーションが最高に楽しいです。
モンクさんがボケて、シャローナが愛あるツッコミを入れる、という「夫婦漫才」風のやりとりが、たまりません。

この2人の構図を「なんか、どっかで見たような気がする」と思ったら。

米ドラマ「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」の、シェルドンとペニーみたい。
シャローナの見た目も、ペニーに近いものを感じます。
このキャラクター構成なら、間違いなく会話は面白いですよね。
そんな「ボケ担当」のモンクさんですが。

難解な未解決事件を、天才的な推理力でズバッと解決。

毎エピソードのクライマックスで、真犯人を突き止める場面がカッコいいです。

普段はヘボヘボな人が「ここぞ」という時にキメてくる、というギャップがたまりません。

そうかと思えば。
シーズン1では、行動が突飛すぎるモンクさんが精神病院に入れられてしまうエピソードもあり、ちょっぴり可哀想なテイストになることも。↓

モンクさんの奥さんは、すでに亡くなっている、という設定も。
亡くなって数年経っても、妻を一途に思い続けるモンクさんが切ないです。

基本は「お笑い」ですが、気の毒だったり切なかったり、わずかに「泣き」を入れてくるサジ加減がお見事です。
おかげで完全に感情移入。
今の私は「モンクさん大好き!」な状態になっています。(←実際に、そばに居られたら面倒臭いですが)

こちらの写真は、奥さんのお墓の前でのモンクさん。↓

本国にて、初めて「名探偵モンク」シーズン1が放送されたのは2002年ですよ。

2002年は、米ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の放送時期でいえば、シーズン1とか2のあたり。

「名探偵モンク」は昔のドラマなので、今観ると映像に古さはありますけども。

セリフ内でも、「電話機はナンバーディスプレイにしなさいよ」など、時代を感じるワードが飛び交うこともありますし。

すぐに古くなりますからね、「メカもの」は!


犯罪ミステリーの仕掛けはよく出来ていて、物語には引き込まれます。

ミステリーのパートは、最初から犯人が分かっている場合もあれば、犯人が誰だか分からない場合も。

他の犯罪捜査ドラマ、「CSI」シリーズ等を観ているときは。
「最初の容疑者が犯人だよね。物語の構成上そうだよね」と、ピンとくることがあるのですが。

製作サイドの空気が、透けて見えるんですよ!


「名探偵モンク」の場合は、どのエピソードのミステリーも、ドラマを観ている最中の自分には、全く謎は解けません。

クライマックスでタネが明かされると、劇中には謎解きの伏線が仕込まれていたことに気づきます。

「ドラマを、よ〜く観ていれば視聴者にも謎が解けそう」という、難易度がちょうどいい。

難しすぎない「ちょいムズ」!

観れば観るほど、「よく出来たドラマだな〜」と感心します。



会話が笑える、キャラクターの好感度もバッチリ、ミステリーも秀逸、という、ドラマの大事な部分が、全て大成功。

「名探偵モンク」って、奇跡のドラマなのかも〜。
「名探偵モンク」では、ベテランのリーランド警部と、若手のディッシャー警部補が、モンクに仕事を依頼してきます。↓

劇中では「また変わり者の探偵が、とっぴょうしもない推理をしやがって。全くしょうがねぇな〜」みたいな悪態をつく警官2人ですが。

エピソードが進むと、モンクさんへの信頼も厚くなったのか、だんだん大人しくなっていきました。

リーランド警部の方は、まだ事件捜査について良い仕事をしますけども。

ディッシャー警部補は、心配になるほどボヤ〜ッとした警官なんですよね〜。

正直、ディッシャー警部補は警官に向いてナーイ!

シーズンが進むとマシになるのかな〜?!