2022/04/01

抱く気ないの?! 私立探偵マグナム」マグナムとヒギンズが交際に発展しない理由は…。

野村 司

ジメジメ感ナシで爽快〜! お笑いの天才から大物歌手、「ワイ・スピ」女優までゲストも多彩。
ハワイが舞台の犯罪捜査ドラマ「私立探偵マグナム」シーズン1(全20話)の感想と小ネタです。

 

ゴミを出すため玄関を出ると、セミが死んでました!
2020年の夏が過ぎ去ろうとしてますね。

ハワイが舞台の犯罪捜査ドラマが「私立探偵マグナム」。
先日、AXNでの放送を録画しておいたシーズン1(全20話)を観終わったのですが。
真夏の暑いお昼、冷房の効いた自室で観た「私立探偵マグナム」が最高でした。

夏にも、冷房の効いた部屋にも、「私立探偵マグナム」の世界観がベスト・マッチ。
ドラマ劇中のロケ地は全編ハワイで、ほとんどが日中。

真っ昼間ですよ!

登場人物は晴れた空の下で透き通った海水につかったり、オープンカーでハイウェイを飛ばしたり、爽快な風景描写が目立ってました。
こちらが劇中場面。
お水がキレイ〜。↓

自室の窓から見る青空と、劇中の青空が重なって、なんだかもう「南国行きたーい!トロピカルだか何だかのドリンク飲みたーい!」という、楽しい気持ちになれました。

「私立探偵マグナム」シーズン1。
それは、2020年夏における「お昼休みのウキウキ・ウォッチング」でした!

ふとした屋外の場面も湿度が低そうで気持ちいい〜。↓

「私立探偵マグナム」の魅力は、まずは、このリゾート感でしたね。

その次の魅力は、犯罪捜査ドラマではありますが、主人公マグナムの職業は探偵だし、いかにも「探偵もの」らしい風情だと思います。

第2話「マグロを追え」では、マグナムが、130キロのマグロを盗まれた人を助けようとするお話。
第7話「目撃者は猫」では、少女から「行方不明になった飼い猫を探してほしい」と頼まれるお話でした。

こちらが「猫回」の劇中写真。
かわいい〜。↓

ほとんどのエピソードでは、最初はマグロや猫など、些細な頼まれ事から物語が始まり、だんだん大きな事件につながっていくんですよね。
そんな物語の展開が、いかにも「探偵もの」らしくて良かったです。

ときどきマグナムによる「一人称のナレーション」が挿入されるところも「探偵もの」らしく、こだわりを感じます。
これらは、刑事ドラマには無い、粋な味わい。

「私立探偵マグナム」を観ていると、探偵小説でも読んでいるような気分に浸れました。

開放感のあるハワイの風景に引っ張られて、一見すると明るいドラマなのですが。
物語だけ追っていくと、「一匹狼」感やハードボイルド感もあり、「探偵もの」として本格派だと思いました。

劇中では、マグナムの元軍人仲間リックとTCが、マグナムの手助けをしてくれますけども。
マグナム、リック、TCが、まるで「幼なじみ3人が大人になった」ような仲良しっぷりで、観ていて微笑ましかったです。

マグナムの居候先(ベストセラー作家の別荘)を管理している女性がジュリエット・ヒギンズ。
知力も体力もあり、懐まで大きい素晴らしい女性ですけども。

ヒギンズ役を演じているパーディタ・ウィークスが、自身でアクションをこなす場面もあるのですが動きが早ーい。
アクション中の表情も「キッ」としているし、カッコよかったです。

「サッパリしていて、スポーツ選手みたいな魅力を持っている人だな」と思いながら、そのお姿を眺めていました。
こちらの写真は、スポーティなイメージの出演場面。↓

最終話の1つか2つ前のエピソードから、ヒギンズの髪型がスタイリッシュになったような。
「美容院、変えた〜?カリスマ美容師(←死語)に髪をすいてもらったの〜?」と聞いてみたくなりました。

そんなマグナムとヒギンズの関係。
ヒギンズがツンツンした態度をとりながらもマグナムを支えて、絆を深めてますけども。

大人の男性と女性でありながら、交際には至ってません。

ちっとも抱かないんですよ!

「マグナムさんもさ〜、ヒギンズさんを抱く気ないの〜?もう〜早く抱いたら〜?」と、少しイライラしながら観ていたのですが。

今回のドラマ「私立探偵マグナム」はリブート作品。
1980年代に米国で放送されたオリジナル版でのヒギンズは、男性だったようです。
リブート版で女性に変更したんですね〜。

オリジナル版では、恋愛感情が無い、男性同士の絆として描かれていたようです。

オリジナル版での人間関係を尊重している間は、リブート版でマグナムとヒギンズが男女の関係になることはないでしょうね。

ゲスト出演者も多彩でした。

第12話「早い者勝ち」では、ケン・チョンさんが第3話以来、本格的なゲスト男優として再登場。

ケン・チョンさん、大好きです!
画面に映り込んで立っているだけで、笑いがこみ上げてきます。
本当にお笑いの天才〜。
こちらの写真がケン・チョンさんの出演場面。(中央)↓

映画「ハングオーバー!」シリーズや、ドラマ「コミ・カレ!!」でもおなじみのケン・チョンさんですけども。
実生活では元・お医者さんだったなんて、信じられません。
こんな面白いお医者さんがいるなら、診てもらいたいな〜。


第15話「予期せぬ再会」では、マグナムの元・恋人役としてジョーダナ・ブリュースターが登場。
こちらの写真が出演場面。
回想シーンでマグナムに抱かれてました!↓

映画「ワイルド・スピード」シリーズや、ドラマ「リーサル・ウェポン」などでもおなじみの、売れっ子のジョーダナ・ブリュースター。

「私立探偵マグナム」も「ワイルド・スピード」シリーズもハリウッドの大物ジャスティン・リンが製作に関わっているので、「もしかしたらジョーダナ・ブリュースターも、ジャスティン・リンのご指名で、マグナムの元・恋人という大役に選ばれたのかな?」と思いました。

「私立探偵マグナム」でのジョーダナ・ブリュースターは、ちょっと悪くて、謎もある。
腹にいちもつある女性!

そんな役にもワクワクできました。

こちらの写真は、ちょっと悪っぽい出演場面。↓

ジョーダナ・ブリュースターが出てくると、「探偵もの」であるにも関わらず、物語は銃撃戦など、ド派手なアクション路線に。

ものすごくお騒がせな女性!

映画並みのカーチェイスを繰り広げたところは、「ワイルド・スピード」を意識したのかな?

そして、忘れちゃならない第5話「サドンデス」。

その劇中、派手な感じの個性的な弁護士が出てきて、「演じている女優さんは誰だろう?なんだか歌手シンディ・ローパーみたいな人だな。シンディ・ローパー風で売ってる女優さんかな?」と思っていたら、まさかのシンディ・ローパー本人!

「えっ、弁護士役なんですか?!大丈夫ですか?!」と思いましたが、しっかりと印象を残すところは流石大物です。

「私立探偵マグナム」に消えない爪痕を残しました!

「どうしてシンディ・ローパーが女優業をしてるんだろう。歌手なのに」と思ったのですが。
これまでもドラマ「BONES」などにも出演していて、歌手でありながら女優業もやっていたんですね〜。
知りませんでした、すみません。

2020年8月現在、「私立探偵マグナム」はシーズン3まで更新が決まっていますけども。
シンディ・ローパーの再出演予定は、今のところありません。

また突然出てきて、視聴者をギョッとさせてほしいな。