あらすじ
第1話 あらすじ
SFの父 vs. 切り裂きジャック 時空を超えた追跡が幕を開ける!
1893年、ロンドン。タイムトラベルに夢中になっていたH・G・ウェルズは、ある夜、友人たちを家に招き、発明したタイムマシンを披露する。驚き、呆れる友人たちを前に、H・Gが未来では病気も飢えもなく、戦争も犯罪もない平和な社会が実現しているという“ユートピア”論を展開していると、「切り裂きジャック」の捜索のため警官たちが訪れる。医師で友人のジョン・スティーブンソンのカバンの中から血のついた肉切り包丁が発見され、切り裂きジャックの正体が明らかとなるが、ジョンはH・Gのタイムマシンを奪い、逃走する。
安全装置のおかげで元の場所に戻ってきたタイムマシンに乗り、ジョンを捕まえようとするH・Gが到着した先は、現代のニューヨーク。タイムマシンを展示している博物館で、彼はアシスタント・キュレーターのジェーンと出会うが、劇の宣伝に来たH・G・ウェルズ役の俳優だと思われ、体よく追い払われてしまう。何とかジョンの居場所を突き止め、待ち伏せしたH・G。だが反対に殺されそうになり、逃げ出した直後、車にはねられる。
命に別状はなかったものの、この窮状を救ってくれたのは博物館で会ったジェーンだった。
翌朝、ユートピアという名のクラブで女性が殺されたことを知ったH・Gは、これが自分へのジョンからのメッセージであることに気づく・・・。